ストレスと活性酸素(1)

アンチエイジング(抗加齢)をテーマにした情報や商品が最近のトレンドだ。
活性酸素による細胞の老化を防ぎ永遠の若さと健康を冠するCOQ10製品
等も大ヒットとなったが・・・
本日は体内における活性酸素が新陳代謝の過程にではなく、実にその80%
がストレスが原因で過剰に増えると言う御話。
人の体には60兆の細胞がありますが、その働きを無意識に調整するのが、
自律神経。
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、簡単に言うと交感神経は「働け!」
副交感神経は「休め!」と指令を出し、お互いが拮抗する事で潤滑な生命維持活
動のバランスが保たれてます。
この関係を1日と言う時間の中で捉えると日中、活動時は交感神経が夜間、休息
時は副交感神経とそれぞれ役割を分担します。
よくスポーツシーンの実況等で「湧き出る!アドレナリン!」なんて言うような
アナウンサーの絶叫が、あったりしますが・・・
緊張、興奮等により、交感神経が優位になり分泌されるのがアドレナリン、反対
に睡眠時等の休息時に分泌されるのがアセチルコリンという物質です。
最近の研究ではアドレナリンとアセチルコリンが増えたり、減ったりする事によ
り、病気から体を守る白血球の成分バランスが、その機能と共に大きく変化する
事がわかってきました。
交感神経が優位になりアドレナリンが分泌されると白血球中で、真菌、細菌等、
サイズの大きな異物を処理する顆粒球が増え、反対に副交感神経が優位になると
ウイルス等の微小な異物や癌細胞等を攻撃するリンパ球が増えると言う変化を起
こるのです。 続く・・・
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