ぐるぐる回る・・・ メニエール病

先日、TVを見ていると吉本のお笑いタレント、ハイヒールモモコさんが「メニエー
ル病」の闘病記を出版されると話題になっていました。
本日はその「メニエール病」を考えてみたいと思います。
「メニエール病」は19世紀にフランス人医師が発見で、その医師の名からつけられ
た病名です。
どんな症状かと言うと突発的な回転性の激しいめまいが1~6時間続いたり、耳鳴り
、難聴などが表れる病気です。
データーで言うと発症率は1万人に1.6人前後ですが、「メニエール病」の原因は完
全には解明されておらず、西洋医学では内耳器官の発育不全、アレルギー、ウイルス
感染や内耳のリンパ液の過剰で内圧が高まるのが原因で平衡感覚に影響が出ると
の説が有力です。
さて東洋医学ではこの「メニエール病」と言われる症状をフランス人医師より、はる
か以前から「水毒」「瘀血」「気の上衝」から起こる病と捉え治療にあたってきました
。
東洋医学では、めまい=水分代謝の異常と考え、体内の「水」の偏在、「水毒」を解消
を第1目標に治療にあたります。
同時に漢方独特の「気・血・水」の考えでは「水」の偏在には「血」の滞り「気」の
滞りも関係があると考えます。
特に「気の上衝」気が頭の方に上がった状態で、のぼせ、不眠、イライラと伴う状態
が「メニエール病」には大きく関係すると指摘します。
眩暈や耳鳴りが多い、ストレスが多い、睡眠不足である、食生活が不規則、水分が好き
、低血圧である、こんな方は日頃の水分摂取、体の「冷え」には特に注意が必要です。
最後に眩暈や耳鳴り等を訴える患者さんの中には自己診断で「メニエール病」を自称さ
れる場合もありますが、実は自律神経の乱れからくる「不定愁訴」である事も多く、正
しい診断が大切です。

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この記事へのコメント
でもスッキリしません。とても憂鬱です。
水分好きの冷え症ですし、本格的に相談させていただきます。
各科を受診されても原因が不明なようであれば、やはり「水」「血」を漢方で改善してみるのが良いかも知れませんね。
お待ちしています。
引き続き先日お話いたしました「養生法」を実践しましょうね。
それでは御大事に。