私のお気に入り 第9話   ”花粉症”

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ここ数日、家人や漢方相談の患者さんから鼻の奥が「ツーン」と痛かったり
鼻が詰まると言う訴えを多数頂戴しました。

ここ数日、暖かかったせいか今年の花粉第1号が飛来しているのかも知れま
せんね。

過去最大規模の花粉の飛散を見た昨年と比較すると今年はその飛散量も前年
比何分の一、いや何十分の一になりそうだ等とメディアでも様々な予測が出
始めているようですね。

実際、今年は飛散する花粉量が前年をはるかに下回るのは確実な状況ようで
すが、すでに「花粉症」を発症し抗体を持つ人にとって油断は禁物です。

そこで今回は本日と次回の2回にわたり我家の「花粉症」対策、お気に入り
を2点取上げて見ることにします。

冬の果物の定番と言えば「蜜柑」。

どちらの家庭の食卓やコタツ上にも、こんもりともられているのではないで
しょうか?
漢方では黄色くなった蜜柑の果皮を日乾しにしたものを「陳皮 チンピ」と
称し、健胃、抗アレルギー効果を目的として方剤に配合します。
果皮の精油成分は苦味成分と辛味成分にわけられ、それぞれ苦味成分は炎症性
の胃病に、辛味成分はアトニー性の胃病によいとされ、同時にこの辛味成分が
体内のアレルギー毒の発散に働くと言います。

この蜜柑がまだ未成熟な初夏の7月頃に青緑色の果皮のまま採って、果皮を乾
燥させたものを「青皮」と称し、「青皮」は肝胆の働きを良くするとされますが
、最近、特に注目されているのが、その抗アレルギー作用から花粉症に有効と
の研究です。

近畿大学薬学部では長年、アレルギーに柑橘類が与える影響を研究してきまし
たが、この青皮には有効成分 フラバノン配糖体のヘスペリジンとナリルチン
が含まれ、300人以上を対象に「青皮」を試飲した結果、アレルギー性結膜
炎のかゆみが約70%の人々に有効、さらに鼻づまりの患者さん71%に有効
だったとのデータを得たとあります。

そこで「青皮」を効率よく摂取できるように近畿大学薬学部 薬用資源学研究
所並びに近畿大学東洋医学研究所の研究開発のもと作られたのが写真の保健機
能食品です。

さすがに大学の研究室が出したものなのでラベルも容器も地味で飾り気が無い
ですね。(笑)

それでも昨年は家族全員が早目に服用したおかげでかなり助かったように記憶
しております。

薬を飲むほどじゃないけど、この時期、鼻が少々気になるそんな人にピッタリ
の機能食品なので、今や我家のお気に入り、この時期の定番になっています。





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