春寒にも “参鶏湯”
季語に言う“春寒 はるさむ”とは余寒。
春になってもなお残る寒さだとか・・・
ここ数日は“春寒”を思わすような寒い日が続いていますね。
それでも今年の桜の開花予想はかなり早そうです。
昨夜はホノミ漢方会 大阪支部主催の「お花見」イベントの実行委員会に
顔を出してきました。
実行委員の先生方と花見の日時や場所取りの分担、バーベキューの手配、
余興の企画等でワイワイガヤガヤ・・・
料理屋さんで薬膳の王道“参鶏湯 サムゲタン”を食しながらの集まりです。
“参鶏湯”とは、丸ごと1羽の若鶏の腹に高麗人参、ナツメ、もち米等を詰め
て、土鍋で長時間じっくりと煮込んだ薬膳スープです。
一般的には土用の丑の頃に夏バテ予防として食べる夏の薬膳スープとして
知られますが、“春寒”のこの時期、冬の間に萎えた体内の「陽」気を元気付
けるのに食して悪いはずはありません。
■高麗人参の話はこちらへ
https://seikaido.seesaa.net/article/200508article_2.html
■ナツメの話はこちらへ
https://seikaido.seesaa.net/article/200603article_10.html
スプーンで容易に割ける程にやわらかく煮込まれた若鶏。
漢方で鶏は補中益気。
「気」に益し「気」温める食材とされ、体内の「風」や「湿」を除く効果もある事
から御婦人にとても良い食材です。
そして春先の自律神経とホルモンバランスの乱れに良いとされるナツメ。
学名が「Panax ginseng」と「万能」を意味し、2000年前から「不老長寿」の
薬として珍重された高麗人参。
濃厚で芳醇な割にはあっさりとした白濁の薬膳スープに“春寒”に冷えた体が
芯まで温まりました。
冬から春へ季節の変わり目は人の体内の「気」「血」「水」が乱れ、先日の記事
で書いた「春困症」を始め、頭重、めまい、耳鳴り等と様々な体の不調となって
現れます。
■春困症の話はこちらへ
https://seikaido.seesaa.net/article/200702article_14.html
漢方の食養生思想では、季節の変わり目に滋養に優れ栄養のある薬食を積極
的に摂る事を古来より説いています。
先日書いた「春から出来る養生のすすめ」と共に体を補う効果に優れた薬食も
日々の生活に少しばかり取り入れて見てはいかがでしょうか。
■春から出来る養生のすすめはこちらへ
https://seikaido.seesaa.net/article/200703article_1.html
昨夜は遅く就寝したにもかかわらず、今朝は「気」が充実し体も軽く、洗面台の
鏡に写る顔にも、つやと張りが・・・
これも“参鶏湯”の効果でしょうか。(笑)
■食養生・薬膳の過去記事はこちらへ
http://seikaido.at.webry.info/theme/e52113f08b.html
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