陽 極まる。
あと1週間もすれば「夏至」
1年で日照時間が最も長くなる頃です。
自然界における「陽」の気運は今がピーク
逆に「陰」は最も衰える時期です。
「陽」は「夏至」において繁盛の「極」に達すると考えられており、
「夏至」を境に「陽」は衰えはじめ、「冬至」に至って皆無となると言われます。
逆に「冬至」に頂点に達し「夏至」に向かって次第に衰えた「陰」は「夏至」
に皆無となるものの、その瞬間にあらたな「陰」が生まれ「冬至」に向けて
日に日に育ち始めます。
昼と夜
夏至と冬至
常に自然界は時計の振り子のように一方に傾く事無く運動するというのが
陰陽五行の考え。
夏は「伏陰」
簡単に言うと「陰」の気が腹中に隠れているという意味です。
夏の暑さに騙されて、ついつい冷たい飲み物や冷たい食べ物ばかりで体
を冷やすと・・・
来る冬に風邪をひきやすい、免疫力の低下等、必ずそのツケを支払う事に
なります。
冬場に気管支喘息を発症したり、風邪を何度も何度も繰り返して、ひくよう
なお子さんに夏場のアイスクリーム等の氷菓子を控えるように食養生の
指導したところ喘息の発作や風邪を引かなくなったという話や、冷え症の
酷い女性に夏場でも氷の入った冷たいドリンクを控えるように指導したところ
冬場の冷えが随分と楽になったという話は枚挙にいとまがないほどです。
それでは週始めの本日は読者の皆様と一緒に「夏至」を目前に過去記事か
ら夏の養生訓を復習して終わります。
「夏の養生訓」はこちらへ
https://seikaido.seesaa.net/article/200706article_21.html
それでは!!
(追記)
週末は初夏の味 玉蜀黍(とうもろこし)を楽しみました。
とうもろこしは過去記事で一度書きましたが祖母との思い出深い食材
です。
詳しくは
https://seikaido.seesaa.net/article/200706article_2.html
とうもろこしは利尿を促進し体内の余分な「湿」を去る「祛湿類」の食材
であり五性は「平」性。
五味は「甘」
「脾」「胃」「大腸」「肝」「腎」「膀胱」「心」「小腸」と多くの部分に働く薬食
です。
薬効は「清熱利尿」「健脾益肺」
とうもろこしは、梅雨に入り「暑」「湿」の邪気も盛んなこの時期、また夏至を
前後して高まった体内の余分な熱を下げ、「湿」によるむくみや、弱った胃脾
を整えてくれる薬食です。
最後に余談です。
犬の場合は消化酵素の関係でとうもろこしは消化に良くないと知っていまし
たが・・・
あまりのもの欲しそうな愛犬の視線に負け、少しだけ御裾分け。
もう必死です。
あげた後で少々、後悔もしましたが・・・
翌日も翌々日も何事もなくピカピカで綺麗な太いウ●チ!!
さすがに漢方を毎日常用している漢方犬!? (爆)
■食養生・薬膳の過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/e52113f08b.html
■ペットと漢方の過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/1027eb72c0.html
■聖快堂のオンラインストア
聖快堂 ヤフー店
聖快堂 MG店
■服薬相談、御注文は下記HP内、専用フォームからも可能です。
http://www.seikaido.com
http://www.seikaido.com/9_QA/seikaido_QA_1.html
この記事へのコメント