気になる唇の荒れや乾き
今年は木枯らし1号が吹いたとか
吹いていないとか
そんな話題がメディアで取り上げられてもいましたが
壁にかかったカレンダーも
机の上に置いた卓上カレンダーもあと1枚を残すのみ
日中の最高気温が20度に届くと言うとても暖かい
師走が始まったここ大阪ですが
今週後半は本来の冬の寒さに戻ると言う気象予報もあり
体も気温の変化に付いていくのが大変
師走は暴飲暴食に加え 生活が不規則となりやすい時期
でもあるだけに
一層の体調管理への気配りが必要ですね。
さて、北風が吹き寒くなるこれからの時期、普段の生活で
自然、気を使うのが”唇の乾燥や荒れ”
そろそろ、ドラックストアやコンビニ等で”唇の乾燥や荒れ”
対策にリップクリームを1本買っておこうかなと思っている
読者の方もいるのではないでしょうか??
ところが日々の漢方相談の場において”唇の乾燥や荒れ”
が薬用のリップクリーム等をマメに塗ってもなかなか改善
せず、困っていると言う御相談をいただく事がございます。
そんな患者さんの問診を詳しくすすめると多くの場合、実は
冬だけではなく季節を問わずに”唇が乾く”そして”唇が荒れ
る”事が多いと言うケースが目立ちます。
そんな、季節に関係なく”唇が乾く” ”唇が荒れる”原因を
漢方では「脾・胃」の不調と考えます。
五官の「口=唇」は五臓の「脾・胃」と関係するというのが
漢方の教え。
「唇」は「脾・胃」への入口なのですから当然の話ですよね
「脾・胃」の出先機関である“唇が乾き”“唇が荒れる”のは
「胃」に余分な熱がある場合が多く
胃の熱、「胃熱」には「実」と「虚」があり
「胃」の熱量が有り余る為に唇の渇きや喉の乾き、食欲過多
、多汗、便秘、口臭を起こすタイプが「実」
「胃」の熱量自体は強くないものの熱を抑える潤いが不足する
事で「胃」が乾燥し熱がこもり唇の乾きを起こすタイプが「虚」
このように弁証し それぞれの体質に合う漢方で「脾・胃」の
治療にあたります。
”唇の乾き”
”唇の荒れ”
が気になると言うあなた
北風が吹く冬場だけではなく
よくよく考えれば年中、頑固な”唇の乾き”と”唇の荒れ”に
悩んでいるというあなた
単に”唇のトラブル”と簡単に片づけず
「脾・胃」のトラブルに疑いの目を向けて見ましょうね。
※ 唇の乾きではなく 口の乾き、渇きはこちらの過去記事へ
https://seikaido.seesaa.net/article/201809article_12.html
■よくある相談 過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/b1b79e308b.html
■漢方講座の過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/6285152e0e.html
■聖快堂のホームページ
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