子宮頚部異形成の治し方 夏至の末候
今日7月2日は
二十四節気 「夏至」の末候
日本、中国共に
七十二候では
「夏至」の末候を
” 半夏(はんげ)生ず ”
漢方薬の調剤にも使われる生薬の半夏(はんげ=からす
びしゃく)が田畑の傍に自生する頃でとされます。
生薬 半夏の過去記事へ
https://seikaido.seesaa.net/article/200606article_9.html
さて、タイトルの話です。
漢方相談に通ってくださる関西在住の患者さんから
定期検診の結果、
昨年、中度病変の判定を受けていた”子宮頚部異形成”
が異常なしという診断が出たとお喜びの御連絡をいただ
きました。
過去記事で何度も取上げていますが”子宮頚部異形成”
は近年、当薬房においては非常に多い相談の1つです。
※ 子宮頚部異形成とは
子宮の頚部に慢性的な炎症が起こり、炎症が常態化し
子宮頚部の細胞が変性してしまう病気でその原因は一
般的にはヒトパピロマウイルス(HPV)による感染と考え
られており
”子宮頚部異形成”はその程度により軽度異形成、中度
異形成、高度異形成に分けられ
中には”子宮頚部異形成”を経て子宮頚部腫瘍、いわゆ
る子宮頚癌を発症し命を落とす場合もある病気です。
”子宮頚部異形成”を当ブログにおいて取り上げると必ず
ブログを読んだ方から「どんな処方名の漢方をどれくらい
飲めば治りますか?」と言うお問い合わせを頂戴する事
が少なくありませんが
真の漢方 治療とは患者さん一人一人の体質等を詳しく
「弁証論治」し、治療方針や処方を選薬する為、
西洋医学における病名=処方名とはまいりません。
※「弁証論治」「同病異治 異病同治」の過去記事へ
https://seikaido.seesaa.net/article/200601article_7.html
https://seikaido.seesaa.net/article/200506article_28.html
さらに漢方には「標」「本」と言う概念が存在し、「標」とは
表面に現れる病の症状で「本」とは病の原因そのもの。
体の表面上に表れる病の様々な症状を治療「標治」して
もその根本原因を「本治」し取り除かなければ本当の治
癒にはならないと言うことであり、一度異常なしとなった
”子宮頚部異形成”を再発させない為には「本治」が非常
に大切になります。
分かりやすく木に例えるならば”子宮頚部異形成”は枝葉
に出来た病変であり、再び”子宮頚部異形成”を発症しな
い為には木の幹や根の治療とケア、人で言うと体質改善
が必要だと言う事です。
単に”子宮頚部異形成”に効果が期待できる漢方を販売
して終わりではなく
漢方相談を通し
辛い病を糧にし
今迄の生き方、考え方を見直していただき
食養生を含む生活習慣全般の改善
病を通し 心と体を健康にし
今後の人生を幸せに生きていただくというのが
せいかいどうが考える
”子宮頚部異形成”を再発させないホントの治し方です。
子宮頸部異形成等の過去記事へ
https://seikaido.seesaa.net/article/200912article_4.html
https://seikaido.seesaa.net/article/201307article_12.html
https://seikaido.seesaa.net/article/201408article_6.html
https://seikaido.seesaa.net/article/201207article_8.html
https://seikaido.seesaa.net/article/201509article_1.html
https://seikaido.seesaa.net/article/201608article_11.html
https://seikaido.seesaa.net/article/201712article_6.html
https://seikaido.seesaa.net/article/201810article_10.html
■漢方婦人科 過去記事へ
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