里芋と牛すじを煮て楽しむ 大雪の次候

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今日12日は





二十四節気 「大雪」次候





本朝七十二候では





「大雪」次候





”熊穴に蟄(こも)る”





地凍る寒い冬を越す為に熊が穴に入り冬眠を
始める頃とし





中国の七十二候では





「大雪」次候





”虎始めて交(つる)む”





いち早く春の気を感じた虎が交尾をはじめる
頃とか






さて、地凍り熊も巣穴で冬眠を始めるという
「大雪」次候






写真はその前夜に楽しんだ晩酌の肴





秋から冬が旬の”里芋””牛すじ”を鰹と昆布の
合せだしで厚揚げや蒟蒻と煮た一品





むっちりした食感の”里芋”ととろとろに煮た
”牛すじ”





晩酌の熱燗も締めのごはんもすすむ一品でした♪





■ 里芋



山で採れる山芋に対し里で採れるから”里芋”
呼ばれる”里芋”「水」の滞りによって体内に
生じる「痰」を溶かし水分代謝を整える「化痰」
の食材



五性 「平」



五味 「甘」「辛」



帰経 「脾」「胃」「腸」「肝」




薬効は



水分代謝障害によって体内に生まれた痰を
去る「化痰軟堅」



胃腸を丈夫にし助ける「益脾胃」「調中気」



消化不良や便秘等に良い「益胃寛腸通便」





■ 牛肉




”牛肉”は臓腑機能を増強し「気」を補う
「補益補気」の食材




五性 「平(温)」




五味 「甘」




帰経 「脾」「胃」




薬効は




「脾」「胃」を補い胃腸機能を高める気力を
つける「補脾健胃」「補中益気」




「筋」力を高め腰を丈夫にする「強筋壮腰」





「冬至」を前に日毎、気温も下がり日照時間も
短くなるこの時期




漢方でいう「気虚」傾向がある人は臓腑機能も
低下し気力も衰えやすい時期です。




熊のように巣穴にもぐり来春まで冬眠出来れば
良いのですがそれが出来ないのが社会的存在で
ある人間




年末にかけ仕事や家事は山積み、忘年会などの
行事もいっぱい




なのにやる気が湧かず四肢にも力が入らないと
言うあなた





虎になるのは無理かも知れませんが・・・




気力を取り戻すには




「調中気」「補中益気」作用の




”里芋””牛肉”料理がおすすめですよ~








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