昼夜等しくなり苺を楽しむ

今日15日は
二十四節気 「啓蟄」の末候
本朝七十二候では
「啓蟄」の末候を
” 菜虫(なむし)蝶(ちょう)と化(な)る ”
春の訪れに成長した菜虫(青虫)が羽化して
紋白蝶となる時節とし
中国の七十二候では
「啓蟄」の末候を
” 鷹化(け)して鳩(かっこう)と為(な)る ”
仲春に春の気を感じた鷹が鳩に変わる時期とされ
ます。
※ここでいう鳩とは「郭公かっこう」を意味し、
何故鷹が鳩に変じるかは陰陽論の影響と推察する
ものの不明だとか。
さて、春の訪れに紋白蝶が舞い始める頃ですが
国立天文台暦計算室の計算によるとせいかいどう
が住むここ大阪は今週の半ば
彼岸の入りとなる17日が日の出6時6分、日の
入りが18時7分と昼夜が等しくなり
この日を境にいよいよ夏至に向かい昼が長くなり
ます。
そして昼が長くなるこの時期から美味しくなるの
が”いちご”
季節に関係なく今は年間を通して食べる機会が多
いフルーツの1つですが
本来の旬である露地物が出回るにはこれからもう
少し先
しかし、近年は品種改良が進み旬に関係なく甘く
美味しいですね~
その”苺”をいつも自転車を元気一杯に漕いで遠く
から漢方相談に通ってくださる80代半ばの御婦
人から差し入れでいただきました。
旬の果実が持つ薬効以上に元気をいただいた週末
御馳走様でした~♪
■ 苺 (いちご)
日本には19世紀にオランダから伝わったという
バラ科の”苺”は「陰液」を補い臓腑を潤す「滋陰」
の食材。
五性 「涼」
五味 「甘」「酸」
帰経 「肝」「胃」「肺」
主な薬効は
空咳、喉の痛み、声枯れ、盗汗、微熱によい
「潤肺生津」「滋陰補血」
「肝」にこもった余分な熱を収めてストレス
を解消する「清肝熱除煩」
歯茎の出血、排尿痛、排尿困難によい
「清熱解毒」「利尿」
食欲不振、消化不良によい「健脾和胃」等
※ エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。
(お知らせ)
Zoom(ズーム)によるビデオ漢方相談
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に伴い
パソコンやスマホで使えるアプリ「Zoom」に
よるビデオ漢方相談を試験的に始めました。
御希望の方はメール又は御電話で詳細を御問い
合わせくださいませ。
■漢方的生き方の過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/b9c61a32d6.html
■食養生・薬膳の過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/e52113f08b.html
■季節に多い病気の過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/3de8191f52.html
■聖快堂のホームページ
http://www.seikaido.com
漢方、生薬由来の医薬品及び漢方食品の通信販売
に関する御問い合わせ、御相談は御電話またはメ
ールにてお願いします。
この記事へのコメント