旬の味 ビワの実 実る

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写真は



毎日の通勤の途上にある中学校の塀越し
見える”ビワの木”



旬を迎えた”ビワの実”がたわわになって
黄色く色付いて来たのを目にしました。



5月から6月の初夏が旬の”枇杷の実”


新型コロナ禍の中で季節の移り変わり
や旬の味を意識しづらい毎日ではあり
ますが

種が大きく実が薄い等と言わず、食べて
おいて損はない旬の味覚の1つ



せいかいどう自身も大好きな果実なので
今日は帰りに果物屋さんにでも寄って
見る事にします。




”枇杷の木”が持つ実と葉の薬効は以下の
通り




■ 枇杷の実


バラ科の”枇杷”は呼吸機能を調整し、咳
、喘息等に良い「止咳平喘」類の食材。



五性 「涼」(葉は平)



五味 「甘」「酸」



帰経 「脾」「肺」「肝」




主な薬効は



肺燥の咳、肺熱の咳、喀血、吐血、血便
に良い「潤肺止咳」



口の渇きに良い「生津止渇」



胃気上逆の嘔吐やしゃっくり、胃熱嘔吐、
げっぷに良い「下気止嘔」



小児発熱驚風に良い「平肝清熱」



※ 但し、多食は「湿」を扶け「痰」を
生むので「脾虚」で下痢気味の場合は控
える。




■ 枇杷の葉


”枇杷”の葉は古くから民間薬として使われ
てきた歴史があり、葉の収穫時期は9月上
旬頃に採取、枇杷茶等にして煎じた煎液を
服用。



五性 「平」 (果実は涼)



五味 「苦」



帰経 「肺」「胃」




その薬効は



肺熱の咳、喘息、痰、喀血、喉の乾燥、
百日咳に良い「清肺化痰止咳」



胃熱の吐き気、嘔吐、口渇に良い
「和胃降逆」



その他、抗炎症、抗菌、抗インフルエンザ
作用等。



※枇杷の葉を煎じて飲んだり入浴剤として
使う場合、採取した葉を綺麗に水洗いした
後、葉の裏にある細かい毛もしっかり処理
して乾燥した後、用います。
もちろん、農薬等を散布したものは使わな
い事。





エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。




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