過ぎたるは猶及ばざる「辛味」

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写真は




せいかいどうが大好きな




ひと際、辛い品種の




”青唐辛子”




蒸し暑い梅雨時期




日中、たくさんの汗を掻いた夏の夜




食欲が無い時等に




刻んだものをスープや料理に入れると




その辛さに刺激され




食欲が復活!!!





暑い時は辛いもの!




暑い日はエスニック料理!!




暑気払いとして刺激の強い辛い物を食べたく
なる人も多いのではないでしょうか?




そんな、「辛」




先日の「酸」味、「苦」味、「甘」味に続き



酸味の過去記事へ

https://seikaido.seesaa.net/article/202106article_3.html

苦味の過去記事へ

https://seikaido.seesaa.net/article/202106article_4.html

甘味の過去記事へ

https://seikaido.seesaa.net/article/202106article_9.html




今日は薬膳に見る五味「辛」味の話です。




「辛」味は五臓「肺」経に帰し




主な薬効は「散寒」「行気」「活血」




寒気を散らし、気を巡らせ、血を循環する
作用があるとされます。




但し、これは適量での話




よく”唐辛子”のカプサイシンが血流を増し
さらに発汗を促し代謝が良くなるからと
ダイエット目的で過剰に摂ったり



生姜のジンゲロールが発汗を促す為、冷え
性に良いからと過剰に摂取すると



「辛」味が「肺」の水分を消耗し、空咳が
出たり「皮毛」に関するトラブルの原因と
なるので要注意。



特に「血」「津液」が不足した状態「陰虚」
傾向の人が辛い物を摂り過ぎると体内に余分
な熱がこもり


多夢、目の乾き、喉の渇き、 空咳、耳鳴り、
肌の乾燥、寝汗、ほてり 、のぼせ、手のひら
や足のうらのほてり
等が起きやすくなると言
われます。



実際、日々の漢方相談で食習慣を詳しく伺う
と「激辛」好きが体調不良の原因だったり
する事が少なくありません。




食養生で大切な事は




過ぎたるは猶及ばざるが如し




適量は薬 過ぎると毒




激辛に目がない




「辛」味が大好きというアナタ




毒にならないよう




ほどほどにしておきましょうね~





■ 唐辛子 とうがらし


ナス科の”唐辛子”は臓腑を温め、冷えの症状
を改善する「温裏」の食材


五性 「熱」



五味 「辛」



帰経 「心」「脾」




薬効は



胃腸の冷えや胸背の冷え、疼痛を除く
「温中散寒」





食欲不振、消化不良に良い「開胃消食」






エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。




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