高温多湿な梅雨 ゴーヤは食べる薬

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明日16日は





二十四節気 「芒種」末候





本朝七十二候では





「芒種」末候





” 梅の子黄ばむ ”





梅の実が熟して黄ばむ時節であるとし





中国の七十二候では





「芒種」末候





” 反舌(はんぜつ)声無し ”




反舌=もず 




百舌が「夏至」が近づくにつれ鳴かなくなる
時節とされます。




さて、写真はせいかいどうが大好きな夏野菜
”ゴーヤ”の炒め物



深夜になっても25度近い高温多湿な夜


体内の余分な「熱」を下ろしてくれる”ゴーヤ”
はとても役立つ食薬


先日は五味の「酸」味についての話を書き
ましたが

https://seikaido.seesaa.net/article/202106article_3.html



「良薬口に苦し」という言葉があるように
五味「苦」味には以下のような食薬効果
があるとされます。


排泄を促し体内に溜まった「邪気」を排出
する「瀉下」作用


体内の水分代謝の異常により生まれた「湿」
を乾燥させる「燥湿」作用


体内の余分な「熱」を清め「陰液」を保つ
「堅陰」作用。



以上の事から「心熱」等、体内に余分な
「熱」がこもりがちで「水」「湿」
滞りやすい梅雨時期にはまさに食べる薬
となるのが”ゴーヤ”です。




■ 苦瓜 (ゴーヤ等)



”苦瓜”(ゴーヤ等)は肺熱、胃熱、心火、肝火
等の「熱」に良いとされる「清熱瀉火」の食材。




五性 「寒」「微寒」




五味 「苦」 




帰経 「心」「肺」「脾」「胃」「肝」





薬効は




熱病の発熱、熱射病、口渇、口苦、発汗等
に良い「清暑止渇」




毒を消し、腫れ物を収める「解毒消腫」




「肝」の熱を収め目の充血を解消する
「清肝明目」





エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。




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