毎晩ネバネバヌルヌルする 大暑の次候

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今日28日は





二十四節気「大暑」次候





七十二候では





日本、中国共に





「大暑」次候





” 土潤うてむし暑し ”





土までじっとりとして蒸し暑い時期とされ
ます。





さて、土までもが暑い時期ですが漢方を基
礎とする養生学においては




「夏至」を過ぎると人の体の中は「伏陰」




冬至に向かい「陰」が徐々に盛んとなり




その深部は冷えていくと考えます。




とはいえ、さすがにせいかいどうとて毎日
毎日温かい物ばかりを食べるというわけに
もまいりません。



そこで最近、晩酌のお供にお気に入りなの
が7が付くコンビニストアのカップサラダ



今が旬の”おくら”にさいの目切にした山芋
や大根、なめこと海藻を

カツオと柚子の風味を効かせた出汁のジュ
レで混ぜて食べるネバネバ系のサラダ。



特に風呂上がりの晩酌に飲むビールのおつ
まみとしても、あったかい白ごはんにかけ
て食べてもネバネバヌルヌル好きにはたま
らない一品です♪




■ 秋葵(おくら)


アオイ科の1年草、アジア原産の”おくら”
の未熟なさく果はネバネバした食感を持ち
消化を促進する「消食」の食材。



五性 「涼」



五味 「辛」「苦」



帰経 「肺」「肝」「胃」




薬効は



疲労や食欲不振に良い「健脾消食」



虚性便秘、腹脹に良い「潤腸通便」




■ 大根


アブラナ科の”大根”「脾」「胃」の働き
を増強し消化を助け食欲を誘い、体内の熱
や痰を去る「消食」の食材



五性 「涼」



五味 「辛」「甘(加熱)」



帰経 「肺」「胃」



薬効は



寒気からの風邪の回復によい「除風寒」



痰の切れを良くし消化を促す「化痰消食」



気の巡りを助け胃と腸に働く「下気和中」



体内の毒素を分解する「解毒」




■ 山芋


”山芋”は五臓六腑の働きが衰えた状態である
「気虚」に効果がある「補気」の食材。


五性 「平」



五味 「甘」



帰経 「脾」「肺」「腎」




薬効は



脾虚気弱の食少、腹脹、泥状便によい
「補脾止瀉」



肺陰虚の慢性咳、喘息に良い「養肺止咳」



腎気虚の遺精、頻尿、おりものに良い
「補腎縮尿」




そして



なめこは胃壁を保護し消化吸収を助ける他、
肝機能の働きも助ける食材


海藻であるめかぶやもずく等は体内の水の
代謝に関わり生じる痰を消し去る食材



以上の事からも



体内に「陰」が伏せ胃腸が弱り消化機能が
低下する夏場
はどれもが食べておきたい食
材。



馴染みも深く簡単に手に入る食材の上、出
汁ジュレ以外は簡単に作る事が出来るもの
だけに御自宅でも今夜あたり作ってみては
いかがでしょうか??






エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。




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