ぬるめの燗と鮭冬葉

IMG_7108.jpg




今日18日は




二十四節気 「寒露」末候




本朝七十二候では




「寒露」末候




“ 蟋蟀(きりぎりす)戸に在り ”




蟋蟀(しつしゅつ 一節にはコオロギの異名
とも言われる)が戸にあって鳴く時節である
とし




中国の七十二候では





「寒露」末候





“ 菊に黄花有り ”





菊の花が咲く時期とされます。





さて、昨日の大阪は



最高気温、最低気温と共に前日を大きく
下回り



夜は肌寒さを感じるほど



晩酌もぬるめの燗を選びましたが



ぬるめの燗には炙ったイカ



昭和の演歌にも歌われるほど



日本酒や焼酎のつまみに



スルメはど定番



特に硬いゲソを噛みながら酒を飲むのが
大好きなせいかいどうですが・・・


IMG_7103.jpg



最近、良く食べているのは写真の



”鮭冬葉”



”鮭とば”は秋鮭の身を縦に細く切り、海水で
洗い潮風に干したもの。



近年はコンビニでもよく見かける為、晩酌を
燗で楽しむ季節になるとついつい手が伸びま
す♪



加工品とはいえ鮭と晩酌の燗に秋の深まりを
実感するせいかいどうです。



最後にお勉強



■ 鮭


“鮭”は人体の「裏」を温め冷えを解消し
「陽」を起こし「血」を巡らし「寒」
散らす

「温裏」類の食材


※「裏」とは臓腑、血脈、骨



五性 「温」



五味 「甘」



帰経 「心」「肝」「胃」



薬効は



胃を温め胃腸機能の回復を助ける
「暖胃和中」



疲れ、めまい、むくみ、下痢に良い
「補益気血」



旅館の朝食に欠かせないだけでなく自宅
の食卓でも通年で愛される”鮭”


その”鮭”は前記の通り体を中から暖める
効果がある為、特に秋冬に食べたい魚


寒い北の大地に住む人々が石狩鍋やシチ
ューの具に”鮭”を選ぶのも納得です。



最後に今夜は旧暦9月13日



十三夜のお月見



深まる秋の月を眺めながら



今夜もぬる燗で”鮭とば”を齧りましょうかね(笑)





エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。



(お知らせ)

Zoom(ズーム)によるビデオ漢方相談

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い
パソコンやスマホで使えるアプリ「Zoom」
によるビデオ漢方相談を始めました。

御希望の方はメール又は御電話で詳細を
御問い合わせくださいませ。






■食養生・薬膳の過去記事へ

http://seikaido.at.webry.info/theme/e52113f08b.html


■漢方的生き方の過去記事へ

http://seikaido.at.webry.info/theme/b9c61a32d6.html


■漢方講座の過去記事へ

http://seikaido.at.webry.info/theme/6285152e0e.html



■聖快堂のホームページ

http://www.seikaido.com



漢方、生薬由来の医薬品及び漢方食品の通信販売に
関する御問い合わせ、御相談は御電話またはメール
にてお願いします。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック