霜降 秋の夜に鯖缶でスントゥブ
明日23日は
二十四節気の「霜降」
本朝七十二候では
「霜降」の初候を
” 霜始めて降る ”
秋も末となり田園等に霜が降り始める頃
中国の七十二候では
「霜降」の初候を
” 豺(さい)乃(すなわ)ち獣を祭る ”
豺=やまいぬ、おおかみの類
豺が捕えた獲物を並べて食べる時節と
いいます。
※ 豺が獲物をすぐに食べない習性と
人が物を供え先祖を祭る習性が似
ているというのが由来だそうです。
さて、
10月になっても続いた真夏日
それに慣れてしまった体には
9月から一気に11月へと
10月をすっ飛ばしたような今週の気温変
化に上手く体が適応できていないという人
も多い事でしょうね。
そんな急激な気温低下で肌寒さえ感じる夜
の晩酌で楽しんだのが
芋焼酎のお湯割りと石鍋で煮た
熱々の”スントゥブ”
具材として選んだのは最近様々な料理に
重宝されるサバ缶を使った
”鯖缶入りスントゥブ”
”鯖”と言えば「秋」の季語にもなる魚
秋は脂が乗って美味しくなる季語の”秋鯖”
は今が旬
あ、缶詰ですから季語の”秋鯖”とは言えま
せんね(笑)
でも、北からの風に冷えた体が芯からホカ
ホカ
締めはご飯を入れ卵を落とし雑炊に
美味しかったらさば缶でも良しとしましょう♪
■ 鯖
”鯖”は人の五臓六腑の機能を強化し「気」
を補う「補益補気」類に属す食材
そして”秋鯖”は夏に弱った「脾」を元気に
し、乾燥した秋の空気に傷みやすい「肺」
を補う海からの贈り物でもあります。
五性 「平」
五味 「甘」
帰経 「胃」「肺」
薬効は
慢性の咳や食欲不振、むくみに良い
「補肺健脾」
「腎」を補い苛立ちを解消する
「寧心補腎」
体にこもった余分な熱を収め、視力に良い
「瀉熱明目」等
■ 豆腐
”豆腐”は体内に生じた異常な「熱」を除く
「清熱」の食材
五性 「寒」
五味 「甘」
帰経 「脾」「胃」「大腸」
薬効は
食欲不振、喘息、肺熱の咳に良い
「益気和中」
消渇、便秘に良い「生津潤燥」
水腫、麻疹等に良い「清熱解毒」等
エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。
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