冬の冷え症改善はもう間に合わない？

今年のカレンダーも残り１枚



師走となり



１年で最も日照時間が短くなる頃とされる
冬至が近づくに連れ



日毎に寒さも厳しくなってきますが



例年、この時期に多い漢方相談が



本格的な冬が訪れる前に



”冷え症を治したい”



”冷え体質を根本から改善したい”



という御相談



そんな時の私の答えは



身も蓋もない話ですが



”この冬には正直、もう間に合わないよ。”



というとても残念な答え



正直、即効性がある”冷え症”改善薬もなくは
ないのですが



せいかいどうの考えは体質に合った漢方処方
と日々の地道な養生が両輪となって左右のバ
ランスが取れてこその体質改善



これは穀物や果実の栽培や収穫と同じで


この春夏をどのように日々を養生し過ごした
かで秋冬に結果があらわれ

この秋冬をどのように過ごし養生したかの結
果が来年の春夏にあらわれるというのがせい
かいどうの持論


いくら良い漢方を選薬しても夜更かしの毎日
、朝食を食べない、冬でも冷たいものをよく
食べ飲むという食習慣、抜け感を出したいか
らと首や足首を露出する着衣、ほぼ毎日がシ
ャワーで済ませるという入浴習慣


これでは正直、漢方のお薬代を無駄にしてい
るのと同じです。


以上のような話に御納得いただけた患者さん
にはこの冬の冷えを可能な限り解消していた
だけるような選薬と共に日々の生活習慣の改
善や食養生の指導を行い

まずは来夏の冷房が苦にならない体質改善、
そして来冬に冷えが辛くならないような最終
的な体質改善を目指します。



さて、毎冬 辛い”冷え症”に悩んでいるという
あなた


あなたはこの冬をどう過ごしますか？？




最後に


西洋医学にはその概念も病名もない”冷え症”


漢方でその原因を


前述したように五臓六腑の「脾」「胃」の
機能低下が原因となっているもの


体内の「水」の滞り「水毒」によるもの


女性の場合は骨盤内の「血」の滞りが原因と
なってるもの


その他にも


ダイエット目的の偏食や栄養不足


運動不足による筋肉量の減少で起こる基礎
体温や基礎代謝の低下


体内時計の狂いと自律神経の乱れ


日々の食生活や生活習慣の乱れが原因で体
の深部が冷えてしまい四肢の末梢にまで血
流が回らないもの等



”冷え症”と言ってもタイプは人それぞれ



まずは自身の冷えのタイプを正しく知る事
が”冷え症”を解消する第一歩となります。





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