降る雪も雨となる 雨水

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明日19日は




「立春」から数えて十五日




空から降る雪は雨となり




降り積もった雪や厚く凍った氷も解けて
水となる




草木萌え動き




獺も魚を獲るのに忙しいという




二十四節気「雨水」





本朝七十二候では





「雨水」初候





” 土の脉潤(しょうるい)起る ”





「春」の訪れに草木が萌え動き雨により
土中が湿り気を含み出す頃とし





中国の七十二候では





「雨水」初候





” 獺祭魚 ”




獺魚(かわうそ)が捕えた魚をすぐには
食べず岸や岩の上に並べて置く姿が御先
祖に供物を並べ祭祀を行う人の姿に例え
たとようです。



さて、この時期からは日毎に春の足音を
感じると同時に寒の戻りからくる気温の
大きな寒暖差に体をふるわす事も増えて
きます。



そんな強い寒の戻りの夜



晩酌で楽しんだのが頂き物の



米沢牛とニンニクの味噌漬



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熱燗を飲みながらつまむのも良し



炊き立てごはんに乗せるのも良し



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粒ニンニクは臭いもなく



らっきょを食べてるような感じ



とても美味しかったです。




■ 大蒜 にんにく


”にんにく”は中央アジア原産で日本には
十世紀頃に薬味として渡来した食材


五性 「温」


五味 「辛」


帰経 「脾」「胃」「肺」「大腸」



薬効は


食用では


食欲不振、消化不良、下痢に良い
「健胃止痢」


寄生虫、条虫、回虫に良い「殺虫」


冬の風邪に良い「辛温散寒」


外用では


瘡瘍腫毒の初期、皮膚炎に良い「解毒腫毒」


外用で痒み、化膿症に良い「排膿止痒」


現代の研究でも”にんにく”には

抗菌、抗癌、血糖値降下、免疫力向上作用
があるとされている。



■ 牛肉


牛肉は臓腑機能を増強し「気」を補う
「補益補気」の食材


五性 「平(温)」


五味 「甘」


帰経 「脾」「胃」


薬効は


「脾」「胃」を補い胃腸機能を高める
気力をつける「補脾健胃」「補中益気」



「筋」力を高め腰を丈夫にする「強筋壮腰」






※ エビデンスを伴わない
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