二十四節気 芒種
今日6日は
二十四節気 「芒種」
古くから田植えに良い時期とされています。
※「芒種」は稲や麦等の芒(のぎ)がある穀物
芒=イネ科植物で花の外側の穎(えい)の先端に
ある針状の突起
七十二候では
「芒種」の初候を
日本、中国と共に
” 蟷螂生ず ”
卵から蟷螂(かまきり)が生まれる頃します。
さて、平年通りなら大阪がある近畿地方は7日
が梅雨入りの目安ですが
昨日の後半から降り出した今日の雨で梅雨入り
となるかも知れませんね。
最後に写真は先日の”枝豆”に続き
「湿」が盛んとなる梅雨時期から旬を迎え、
その食薬効果に体内の水液代謝の調整が期待
できる夏のおやつに最適な”とうもろこし”
体内に滞った余分な「水」や「湿」を解消
してくれる”とうもろこし”は特に高温多湿
な梅雨時期には積極的に食べておきたい旬
の食材です。
■ 玉蜀黍 とうもろこし
玉蜀黍や唐蜀黍、南蛮黍等と何通りにも書
く”とうもろこし”
安土桃山時代に長崎に来たポルトガルの宣
教師によって種子が日本へ渡来したという
歴史があり、その原産地は熱帯アメリカが
原産のイネ科植物で体内に滞った余分な
「水」や「湿」を解消する「祛湿」の食材。
五性 「平」
五味 「甘」
帰経 「脾」「胃」「大腸」「肝」「腎」
「膀胱」「心」「小腸」
主な薬効は
むくみ、排尿困難、黄疸によい「清熱利湿」
疲労、腹脹、食欲不振、食少によい
「健脾益肺」等
さらに近年の研究ではコレステロールを下げ
動脈硬化に効果があるとの研究も。
高温多湿な梅雨
体内の水液代謝の調整を助け
梅雨バテによる食欲不振や疲労回復にも良い
のが”とうもろこし”は
冷たい氷菓子等よりも老若を問わず家族みんな
で食べたい薬になるオヤツです。
※とうもろこしは本体の黄色い粒だけではなく
、先端に生えたふさふさの髭にも薬効あり
加工されたものは”南蛮毛”と呼ばれ利尿や血圧
降下の民間薬としても広く使われてきた歴史も
あります。
近年、コーン茶等を目にする事が増えています
がむくみの解消等、利尿効果を考えればコーン
のヒゲ茶がより有効です。
※ エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。
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