秋は悲と憂 天地粛む処暑の次候

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明後日28日は




二十四節気 「処暑」次侯




七十二候では




「処暑」次侯




日本、中国ともに




“ 天地始めて粛(しじ)む ”





※粛むには衰える、縮むという意味がある




暑さもようやく鎮まる自然界の変わり目だ
と教えます。




さて、



実りの秋



食欲の秋



行楽の秋



スポーツの秋



読書の秋等と秋は楽しい事も多い一方で



漢方の基を形作る五行において



五気五志「悲・憂」



万物が芽吹き交合成長し



やがて実を結び終え



枝や葉を落とす秋はどこかもの悲しいものです。



例年、朝夕に秋の気配が感じられる



9月の声が聞こえ始めるこの時期から



増えて来る漢方相談が「うつ感」の訴え



そのほとんどは



気力が湧かない



体が重い



食欲が無い



何事にも気持ちがネガティブになる等の



比較的、軽いものがほとんどですが



問診で日々の生活習慣を詳しく伺うと



過度な冷房



逆に冷房の控え過ぎ



前記の調整が上手く出来ずに起こる睡眠不足



そして冷たいものの摂り過ぎによる胃や消化
器の不調



以上の事が原因での自律神経の乱れ



そんな患者さん達には「うつ感」が酷くなら
ないように消化器をはじめとする深部を温め
体液を補う漢方や自律神経の働きを整える漢
方を人それぞれの体質に合わせ処方すると共



温度湿度計とエアコンを使っての適切な室温
管理、睡眠指導と共に薬膳で言う「温裏」、
冷えた臓腑を温める食養生と共に入浴等の生
活習慣の改善も併せて指導させていただきます。



気象庁によると今夏は6月7月と例年以上に
暑い夏であった事から

早い時期から過度な冷房、過度な冷たい飲食
に加え、お風呂はシャワーのみ、毎晩寝不足
だったという人も多いはず



最近、何事にも気力、興味が湧かない



気分が沈みがち



七十二候では天地が粛む時期とはいえ気持ち
が粛むのはよろしくありません。



そんなあなたには



早目の漢方相談をおすすめします。





※ エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。



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