口の出し入れと薩摩芋ボロネーゼ

IMG_3487.jpg



日中は真夏日を記録する等、夏のような暑い日
が続く大阪ですが


スーパー等の生鮮コーナーには海の物、山の物
と秋の食材が並び始めていますね。


「実りの秋」「味覚の秋」「食欲の秋」


と謳われるように秋は食べ物が美味しい時期。


秋の幸を前についつい飲み過ぎ食べ過ぎてしま
う事も多いかも知れません。


そんな時に思い出して欲しいのが


江戸時代の儒学者 貝原益軒が書いた養生書の一節


” 病は口より入る 

人生日々に飲食せざる事なし。

常に慎みて欲をこらへざれば、過ぎやすくして病を
生ず。

古人「禍は口よりいで、病は口より入る」といへり。

口の出し入れ、常に慎むべし。”



口から出て発せられる言葉は選択を誤れば禍の元

逆に口から入る食べ物を誤れば病の元 


人は生きる上で口から入る食べ物と口から発する
言葉は慎重にと言う先人の教えです。


行動制限のない今年の秋


秋の味覚に魅了され食べ過ぎてしまう口から入る
食べ物

久しぶりに会う人への口から出る言葉


食べ物は体の病、言葉による禍は心の病となります。


口の出し入れには充分に注意し


心と体、健やかに秋の訪れを楽しみましょうね。




最後に写真は


先週、知人とお昼休みに聖快堂から徒歩37歩
のイタリアン”morinoma"で食べたランチ

morinomaの過去記事はこちら

https://seikaido.seesaa.net/article/202204article_5.html


旬の薩摩芋がゴロゴロ入ったボロネーゼ


イタリアンパスタの定番ボロネーゼですが


旬のサツマイモが入るだけで


絶妙な甘味が加わり


あぁ~何とも秋を感じ美味しかったです♪




■ 薩摩芋、甘藷 (さつまいも)


南米ペルーが原産地とされコロンブスがスペ
インに持ち帰った事で世界に普及したという
”サツマイモ”は日本には中国を経て1698
年に薩摩に伝来。

”さつまいも”の薬膳効果は五臓六腑の働きが
衰えた「気虚」に効果があるとされる「補気」
の食材


※余談ですが1698年と言えば日本史では
江戸前期の元禄11年

忠臣蔵で有名な江戸城松の廊下での刃傷事件
が元禄14年なのでその数年前に日本へ伝来
した事になります。



五性 「平」



五味 「甘」



帰経 「肺」「脾」「腎」「肝」



主な薬効は



食欲不振、脾胃の虚弱、無気力に良い
「健脾益気」



腸の働きを助け便秘に良い「潤腸通便」



母乳の出を良くする「通乳」



黄疸に良い「退黄」



その他にも美肌、コレステロールの分解、
ガンの抑制等に効果があるとされています。





※ エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。




(お知らせ)

Zoom(ズーム)によるビデオ漢方相談

新型コロナウイルスの感染拡大防止の為
パソコンやスマホで使えるアプリ「Zoom」
によるビデオ漢方相談を御利用いただけます。

御希望の方はメール又は御電話で詳細を
御問い合わせくださいませ。






■食養生・薬膳の過去記事へ

http://seikaido.at.webry.info/theme/e52113f08b.html


■漢方的生き方の過去記事へ

http://seikaido.at.webry.info/theme/b9c61a32d6.html




■聖快堂のホームページ

http://www.seikaido.com



漢方、生薬由来の医薬品及び漢方食品の通信販売に
関する御問い合わせ、御相談は御電話またはメール
にてお願いします。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック