口の出し入れと薩摩芋ボロネーゼ

日中は真夏日を記録する等、夏のような暑い日
が続く大阪ですが
スーパー等の生鮮コーナーには海の物、山の物
と秋の食材が並び始めていますね。
「実りの秋」「味覚の秋」「食欲の秋」
と謳われるように秋は食べ物が美味しい時期。
秋の幸を前についつい飲み過ぎ食べ過ぎてしま
う事も多いかも知れません。
そんな時に思い出して欲しいのが
江戸時代の儒学者 貝原益軒が書いた養生書の一節
” 病は口より入る
人生日々に飲食せざる事なし。
常に慎みて欲をこらへざれば、過ぎやすくして病を
生ず。
古人「禍は口よりいで、病は口より入る」といへり。
口の出し入れ、常に慎むべし。”
口から出て発せられる言葉は選択を誤れば禍の元
逆に口から入る食べ物を誤れば病の元
人は生きる上で口から入る食べ物と口から発する
言葉は慎重にと言う先人の教えです。
行動制限のない今年の秋
秋の味覚に魅了され食べ過ぎてしまう口から入る
食べ物
久しぶりに会う人への口から出る言葉
食べ物は体の病、言葉による禍は心の病となります。
口の出し入れには充分に注意し
心と体、健やかに秋の訪れを楽しみましょうね。
最後に写真は
先週、知人とお昼休みに聖快堂から徒歩37歩
のイタリアン”morinoma"で食べたランチ
morinomaの過去記事はこちら
https://seikaido.seesaa.net/article/202204article_5.html
旬の薩摩芋がゴロゴロ入ったボロネーゼ
イタリアンパスタの定番ボロネーゼですが
旬のサツマイモが入るだけで
絶妙な甘味が加わり
あぁ~何とも秋を感じ美味しかったです♪
■ 薩摩芋、甘藷 (さつまいも)
南米ペルーが原産地とされコロンブスがスペ
インに持ち帰った事で世界に普及したという
”サツマイモ”は日本には中国を経て1698
年に薩摩に伝来。
”さつまいも”の薬膳効果は五臓六腑の働きが
衰えた「気虚」に効果があるとされる「補気」
の食材
※余談ですが1698年と言えば日本史では
江戸前期の元禄11年
忠臣蔵で有名な江戸城松の廊下での刃傷事件
が元禄14年なのでその数年前に日本へ伝来
した事になります。
五性 「平」
五味 「甘」
帰経 「肺」「脾」「腎」「肝」
主な薬効は
食欲不振、脾胃の虚弱、無気力に良い
「健脾益気」
腸の働きを助け便秘に良い「潤腸通便」
母乳の出を良くする「通乳」
黄疸に良い「退黄」
その他にも美肌、コレステロールの分解、
ガンの抑制等に効果があるとされています。
※ エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。
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