水涸る 体涸る 秋分の末候

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今日3日は





二十四節気 「秋分」末候





日本、中国と共に





七十二候では





「秋分」末候





” 水始めて涸(かる)る ”





「涸」は尽きるという意味で水田の水を干
して収穫に備える時節とします。



さて、水田の水を干し「涸」る頃



人の体も乾燥が気になりやすい時期



そんな乾燥の秋に嬉しい果実が


その90%が水分で


夏に失われた体液を補うのに優れアスパラギン
酸やサポニンを含み体力の回復に優れた”梨”



水墨画のような雲をの谷間から注ぐ朝日を浴び
ながらの愛犬達との早朝散歩



早朝散歩の後はせいかいどうも愛犬達も旬も
終わりが近い名残の”梨”で体液を補う秋の朝
です。


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■ 梨


東アジアやヨーロッパを原産とするバラ科の
”梨”は体液を補い体に潤いを与える「生津」
呼吸機能を調整し、咳、多痰、喘息に効く
「止咳平喘」の薬膳効果のある果実


体液=「津液」の津液の詳しい話はこちらへ

https://seikaido.seesaa.net/article/200510article_17.html


五性 「涼」「寒」


五味 「甘」「微酸」


帰経 「肺」「胃」



薬効は


体の渇きを止めて潤いを与える「生津潤燥」


体内の熱を去り、痰を開く「清熱化痰」


※加熱した「梨」には「滋陰」効果もあり
古くから喘息の薬としてもよく用いられて
います。

但し、”梨”はお腹を冷やす性質があるので
胃腸の弱い人は食べ過ぎには注意



※ エビデンスを伴わない
「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。




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