世の東西を問わず大切な日「冬至」

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今日22日は




二十四節気「冬至」




日本列島が位置する北半球のおいて太陽の
位置が1年を通し最も低くなる日とされま
す。




本朝七十二候では




「冬至」初候




” 乃東(なつかれくさ)生ず ”




草木いずれも枯れる中で、夏枯草が緑の芽を
出し始める時節とし




中国では「冬至」初候




” 蚯蚓(きゅういん)結ぶ ”




寒気に地中の蚯蚓(みみず)さえも、かたまり
となる時節とされます



さて、文字通り


地中のみみずさえ寒さに固まる、まさに本格的
な冬の始まりが「冬至」ですが


東洋医学の基礎を形作る陰陽学においては自然
界の古い陽の気が尽きて


新しい陽が生まれる一陽来復の日が「冬至」


古くは新しい「太陽」が生まれるこの日を境に
して「夏至」に向かい陽気が盛んになる事から
「冬至」を新しい年の始めと考えました。


天照大御神を祀る伊勢神宮の五十鈴川に架かる
橋に立つ大鳥居は冬至の日に上る朝日が鳥居の
中央に位置するように設計されてるという話で
有名ですが


これは東洋思想に限らず、古代ローマ帝国にお
いても「冬至」は古い太陽が死に新しい太陽が
復活する「不滅の太陽の誕生日」と考え祝い


同じくクリスマスに食べるケーキとしておなじ
みの薪を横にした形の「ブッシュドノエル」は
本来、キリスト教布教前、無病息災を祈り神に
ささげる為「冬至」に薪を何日も夜通し燃やし
たのが由来だとか


この様に世の東西を問わず古くから大切にされ
てきた「冬至」は1年の区切りの日。


近年「冬至」は柚子風呂の日という認識程度で
三日後のクリスマスばかりに話題が先行しがち
ですが「冬至」の行事ももっと大切にできたら
いいですね。



最後に


そんな、古い太陽が尽きて新しい太陽が生まれ
る1年のはじまり日に日本では運を呼び込む為
、食べると良いとされたのが以下の「冬至七種」


日本語における順番法「いろはにほへと・・・」
の最後が「ん」


終わり良ければすべて良し その「ん」がふた
つも付いた食べ物が


南瓜(なんきん) ※かぼちゃ
蓮根(れんこん)
人参(にんじん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
寒天(かんてん)
饂飩(うんどん) ※うどん



日本各地で大雪が降る等、強い寒気が流れ込ん
でいるだけに冬至の今夜は前記の七種から食材
を選び、体を芯から温まる熱々な豚汁や茶わん
蒸し、煮込みうどん等で献立を考えても良いか
も知れません。


せいかいどうは縁起ものの冬至七種のなんきん
やにんじん等は柚子風呂後の晩酌や夕食のおか
ずに食べるとして・・・



今日のお昼は簡単に


「ん」が2つ付くコンビニ


セブ「ン」イレブ「ン」


「ん」「ん」


簡単に済ませようかな(笑)



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12月29日(木)~1月4日(水)

12月28日(水)は13時迄の短縮営業

1月5日(木)は正午から営業


年内の発送は12月28日午前10時迄の受付
、以降は1月5日以降の対応となります。



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「新型コロナウイルス」
便乗商法には気をつけましょう。




(お知らせ)

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