梅雨の走りと湿熱対策 小満の次候

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今日26日は




二十四節気「小満」次候




本朝七十二候では




「小満」次候





” 紅花(べにばな)栄(さか)う ”





紅花の紅黄色の花が咲く時分とし





中国の七十二候では





「小満」次候を





” 靡草(びそう)死(か)る ”



靡草=なずな等、枝葉の細いものや田に
生える草



初夏の強い陽射しに田に生える草も枯れる頃と
されています。




さて、山滴る



初夏の陽射しの下



まさに新緑が滴るような



清々しい季節ですが



ここ大阪の来週の週間予報は



雨・雨・雨



月曜日から土曜日までずっと傘マーク



史上最速を記録した昨年のように梅雨入り?



いずれにしろ梅雨の走りには違いありませんね。



梅雨と言えば高温多湿



自然界の一部である人は「湿熱」対策が必要と
なります。



体が重怠い



胸部の不快感



口が苦い



吐き気




口の渇き



汗が多い



下痢や便秘



尿の色が濃い




尿の量が多い、少ない



おならが多い



湿疹



皮膚が化膿しやすい



関節の腫れ




体臭が気になる



女性ではおりものや月経量が多くなる




これらの全身に起こる症状 は少なからず

「脾」「胃」の消化機能が低下する事で水分代謝
が悪くなり体内で「水」の滞りが起き、それが
「熱」を持った状態の「湿熱」が原因だったりし
ます。



高温多湿な梅雨に気をつけるべき「湿熱」対策は



味の濃いもの、脂っこいものを食べすぎに注意



体内に余分な「湿」を発生させる「甘味」は特に
注意



蒸し暑いからと火を通さない生ものや冷たい飲み
物の摂りすぎにも注意



夏の路地ものに代表される清熱、利水効果のある
旬の野菜や果物等を意識し食卓に乗せる。



そして毎回書いていますが



梅雨の晴れ間には屋外での適度な運動



入浴はカラスの行水で済ませず


湯船に湯を張り短時間でもしっかり浸かる事で
発汗を促す。





毎年、梅雨時期は天候だけでなく



体調もまた不調と言う気象病に悩まされるアナタ



今年はしっかり「湿熱」を予防しましょうね。




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