小満の末候

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今日1日は




二十四節気 「小満」末候




本朝七十二候では




「小満」末候




” 麦秋(むぎのとき)至る ”




熟した麦が畑一面を黄金色に染める時候とし





中国の七十二候では




「小満」末候




” 小暑(しょうしょ)至る ” 




二十四節気の「小暑」にはまだひと月ほどあり
ますが夏の訪れ、夏の暑さを感じ始める時節と
されます。





さて、今日から6月



6月は5月とはまた違う「適応障害」



心身の不調「六月病」に注意が必要です。



「六月病」の主な症状は


朝起きられない、疲れやすく体が重くだるい
、めまいや吐き気、ひどい肩こりや頭痛


寝つきが悪い、熟睡出来ない


逆に睡眠不足でも無いのに寝ても寝ても眠い


食欲の低下、便秘、下痢、腹痛をよく起こす


気分が落ち込み、やる気が出ない


不安や焦り、イライラ


判断力や思考力の低下、物忘れ
等と五月病と
同じようですが

症状は同じでも6月は梅雨前線の停滞による
低気圧に覆われた雨や曇りがちな高温多湿な
毎日が続く為


漢方相談の場で問診をすすめると


日照不足による精神の安定に関係する神経伝
達物質のセロトニン等の分泌への影響


次に梅雨時期に旺盛になる漢方でいう六淫
「湿」が五臓六腑の「脾・胃」の消化機能を
低下させ

体内に余分な「水」「湿」が滞りやすくなる
事で体液が粘る等

自然界の一部たる人の体自律神経に気象が
多大な影響を与える事で体の各器官への酸素
供給
が乏しくなり心身がより疲れやすくなる
ようです。



過去記事に何度も書いていますが


梅雨の晴れ間は屋外でしっかり陽を浴び体を
動かす。



食卓には体内の余分な湿や熱を去る薬効があ
旬の夏野菜等を上手にしっかり摂る


「湿邪困脾」味の濃いもの、脂っこいもの、
甘い物等は体内の「湿」を盛んにするので
食べ過ぎに注意


暑いからとシャワーで済ませず最低2日に1
回は浴槽に湯を張りゆっくり浸かる



日々の心掛けで梅雨を元気に乗り切りましょ
うね。




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