菅野中生と米倉金桃

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タイトルの菅野中生と米倉金桃



四字熟語?



ん、雰囲気からすると名前だろ?



それも大正から昭和初期にかけて文壇で活躍
した文人的な??



いえいえ、その正体はと言うと



菅野中生(かんのなかて)は



7月から8月のこれからが旬の”すもも”


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やや大玉で糖度が高いという特徴がありこれ
はせいかいどうとその妻が冷やして美味しく
いただきました。


ちなみにプラムとして総称される事の多い
”すもも”ですが古くは古事記の時代から中国
種の物が存在していたようで当時は「酸っぱ
い桃」”すもも”と呼ばれ食用としてはあまり
喜ばれなかっといいます。


一方、東洋医学でははるか紀元前7世紀の書
「黄帝内経素問」においてすでに五臓の「肝」
に働く滋養の果実と記載されている”すもも”



薬膳的な食薬効果は以下の通り



■ 李 すもも


五性 「平」


五味 「甘」「酸」「苦」


帰経 「肝」「腎」「脾」



主な薬効は


「肝」にこもった熱による頭痛、めまい、
口苦、目の充血、イライラ、不眠に良い
「清肝熱」


唾液の分泌を助け水液代謝を調節する
「生津」


排便を助ける「利尿通便」



薬効を見る限り



高温多湿な梅雨



その不快な蒸し暑さにイライラなんて日
に旬の”すもも”はまさに自然界からの恵み



食べる薬の果実と言えそうです。




そして米倉金桃(よねぐらきんとう)



個性派俳優さんの芸名でも使えそうですが
・・・


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その正体は黄色い果肉を持つ黄金桃の中で
も特に甘く


桃の生産量日本一の山梨でも数軒でしか栽
培されていないという希少種の


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こちらの方は人より愛犬を優先(笑)


我が家の超シニア漢方犬、18歳まであと
1か月を切った大切な愛犬の夏バテ予防の
滋養と水分補給に使われました。


※桃の薬膳効果は先日の記事へ

https://ameblo.jp/seikaido2019/entry-12809085167.html



余程、甘かったのかせいかいどうの指につ
いた汁まで惜しんで指を噛んだままなかな
か離そうとしない愛犬


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それを13歳の子は自分の分を食べた後も
先住犬の方が余分に食べるのではないかと
しつこくせいかいどうの指先を眺めるので
した。



(注意)

桃は犬に与えて良い果実ですが個々の体質
もあるので気をつけましょう。

すももは中毒を起こす犬に与えてはいけない
果実です。






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