霜降の次候

週末の２９日は





二十四節気 「霜降」の次候





本朝七十二候では





「霜降」の次候を





”　霎（こさめ）時（ときどき）施（ふ）る　”





秋も終わりが近くなり





小雨がしとしとと侘しく降る頃とし






中国の七十二候では





「霜降」の次候を





”　草木黄落す　”





霜が降り、黄ばんだ草木の葉が枝からはら
はらと落ちていく頃とされます。




さて、朝晩と日中の大きな気温差に悩ませ
られる毎日ですが・・・



今週は特に気温の寒暖差が原因と思われる
”鼻炎”の訴えが漢方相談でも目立ちました。


気温が急に下がる事で体が冷えてしまうと
いう体外からの環境因子が影響して発症す
る”寒暖差アレルギー”


漢方では特に胃腸など消化器が弱い「脾虚」
傾向の人はは体内に「湿」が滞りやすい為、
体外からの環境因子により敏感に反応しやす
いと考えます。


五臓と五官の関係で言うならば五官の「鼻」
と母子関係にあたるのが五臓六腑の「脾・胃」


特に来月８日の「立冬」前日までの１８日間、
今はちょうど秋の土用


五行の「土」は五臓の「脾」を意味し、季節
の変わり目の今はちょうど消化器への負担が
大きい時期です。


”鼻炎”を訴える人の問診や舌診察をすすめる
と多くの方に消化器の機能低下、特に「水」
や「湿」の偏在が顕著です。



ここ数日、鼻水やくしゃみに悩ませられてい
というあなた


未だに冷たい物を飲んだり食べたりしていま
せんか？


自宅で室内だからと裸足で過ごしたり


必要以上の薄着で過ごし体を冷やしていませ
んか？


漫然と市販の鼻炎薬等を飲む前に今一度、自
身の食習慣や生活習慣を見直してみましょう
ね。




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