冬の心と体の健康には… 立冬の末侯

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明日18日は




二十四節気 「立冬」末侯




本朝七十二候では




「立冬」末侯




” 金盞香(きんせんかさく) ”




冬の気配がさらに強くなり金盞(水仙)の花
が咲く頃とし





中国の七十二候では




「立冬」末侯




” 野雉(やけい)水に入り蜃(おおはまぐり)
となる ”





野の雉が海に入って大きな蛤になる時節で
あるといいます。



※冬至に向かい「陽」の気が衰える姿を
「陽=天=雉」とし、ますます「陰」の
気盛んになる姿を「陰=地=蛤」に例え
ているようです。




さて、冬に向け陽の気が日毎に衰え野の雉
も海に入って大きな蛤になる時期



日々の漢方相談でも「冬が苦手」という御
言葉を聞く事が増えて来ます。



だからと言って熊等の動物と違い冬眠出来
ないのが社会的存在である人間



そんな「冬が苦手」という患者さんには補
気補陽の漢方を処方すると同時に日々の食
事をおろそかにせずしっかり摂るようにア
ドバイスさせていただきます。


よく体温が人と比べ高い低いという話はし
ますが個人差だけでなく

体温は1年で最も寒いとされる1月下旬の
大寒から2月上旬の立春の頃と1年で最も
暑いとされる7月下旬の大暑から8月上旬
の立秋の頃では同じではなく

平均体温を比べてみると個人差こそあれ夏
は低く冬は体温が高くなる傾向にあり

冬の方が寒さから体を守る生体恒常性を維
持する為、基礎代謝が10%ほど活発にな
るからです。


漢方の薬膳思想に


”冬令進補 春天打虎”


冬の間に摂る食事や漢方等による養生は


翌春、虎をも打ち倒すの体力になると教
えがあるように


「冬は苦手」という患者さんには「冬型
栄養失調」
とならないよう基礎代謝の燃
料となる日々の食事の大切さを説きます。



冬になると



慢性的な疲労感やうつ感に悩まされる



免疫力の低下が低下しよく風邪をひく



口内炎、肌荒れ、手足の痺れ等




特に


〇〇抜きダイエットや偏食傾向の若い女性
患者さんに顕著です。




心と体の健康には


海の幸、山の幸、五味五色の食材


そして、エネルギーの源となる糖質や蛋白質
、脂質、エネルギーの代謝に必要な様々なビ
タミン群を夏以上に冬はしっかりと摂らねば
なりませんよ。




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