鮭で寒散らし 大雪の次候

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今日12日は



二十四節気 「大雪」次候



本朝七十二候では



「大雪」次候



”熊穴に蟄(こも)る”



地凍る寒い冬を越す為に熊が穴に籠り冬眠
を始める頃とし



中国の七十二候では



「大雪」次候



”虎始めて交(つる)む”



いち早く春の気を感じた虎が交尾をはじめる
頃されています。



さて、読者の皆さんは



朝食を食べていますか?



近年は大人だけでなく



朝食を食べない子供も増えていると聞きます
が・・・


よくよく聞いて見ると1日2食かと言うとそ
うではなく


1日3食の時間がずれているだけで間食を含
め夜遅くまで結局何かを食べてたりする人が
多いようです。(笑)


漢方の薬膳思想において


朝は王様の膳


昼は王子の膳


夜は貧者の膳



1日の活動を始める前、体温をはじめ基礎
代謝活発にする為、そして肥満対策にも朝
はしっかりと食べ

眠るだけの夜は消化の良い物を軽く食べ胃
を休める事でしっかり安眠したいものです。


せいかいどうが理想と考える朝食

それは焼魚、納豆、出汁巻き卵、海苔、味
噌汁

日本の極々、普通の朝の食卓だったはずで
すが今では旅館で食べる豪華な朝食ですよ
ね(笑)



そんな朝の食卓に似合う焼魚が”鮭”


香ばしく焼けたをほぐして炊き立てごは
んに乗せて食べる幸せ


休日だったりすると朝からグラス1杯の
ビールが欲しくなってしまいます。(爆)




最後に


通年で日本人の食卓に載る魚”鮭”は体を中
から暖める効果がある冬に食べたい魚です。

以下の薬効を知れば北海道の人々が何故、
石狩鍋やシチューの具に”鮭”を選ぶのか
身土不二、先人の知恵がよくわかります。



■ 鮭


“鮭”は人体の「裏」を温め冷えを解消し
「陽」を起こし「血」を巡らし「寒」を散
らす「温裏」類の食材


※「裏」とは臓腑、血脈、骨



五性 「温」



五味 「甘」



帰経 「心」「肝」「胃」




薬効は



胃を温め胃腸機能の回復を助ける
「暖胃和中」



疲れ、めまい、むくみ、下痢に良い
「補益気血」





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