大寒

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明日20日は




二十四節気の最後




二十四番目「大寒」




二十四節気最初の「立春」を隣にした1年を
通し最も寒いとされる頃




本朝七十二候では




「大寒」初候




” 欵冬(ふきのはな)華(さ)く ”



欵冬=蕗の薹 



ふきのとうが春の気を感じて氷を破るよう
にして蕾を出すとされ




中国の七十二候では




「大寒」初候




”鶏(にわとり)始めて乳(にゅう)す” 



乳す=卵を産む。




春の気をいち早く感じた鶏たちが交尾を
始めたり卵を産み始める時とされます





さて、半月後には「春」の訪れ



暦では「立春」とはなりますが体感的に春
を実感できるのはまだまだ先


ところが温暖化のせいか


ここ大阪は1月15日に梅が開花


実に例年と比べても半月も早い開花宣言
だそうです。


梅の開花に併せるかのように気温も上昇
してくれるのは嬉しいのですが・・・


そうなると招かざる者の到来もまた早い
事でしょうね。



年が明けて漢方相談で目立つのがくしゃみ
や鼻水等、鼻炎の訴え


その多くは問診や舌診を進めると気温の寒
暖差と年末年始の過ごし方に原因があるよ
うですが、これからは暖冬が影響し花粉が
原因の鼻炎の方が徐々に増えて来るかも知
れませんね。


気温の寒暖差、食習慣の乱れ、花粉などの
アレルゲン


鼻炎を起こす原因は様々ですが養生のポイ
ントは1つ


漢方で考える五官「鼻」


「鼻」の不調の原因は「鼻」の母にあたる
五臓六腑の「脾・胃」に原因あり


近年、「腸」と「免疫」の関係がよく言わ
れますが

漢方でも「脾・胃」を含む消化器に問題が
あると様々なアレルゲンから体を守る体の
バリア機能である「衛気」の力が低下する
と考えます。


気温の寒暖差や花粉による鼻炎に悩まされ
ているあなた


それぞれに合う漢方による体質改善も有効
ですが同時に


本格的な飛散が始める前に


日々の食卓で海の物、山の物、五味五色、
旬の食材をバランス良く摂れているか


冷たいものや刺激の強いもの、甘いもの、
味の濃いもの、脂っぽいものの等を過剰に
摂っていないか


暴飲暴食、特に朝食抜き、遅い時間のドカ
食い等で消化器を無駄に酷使していないか


今一度、日々の生活習慣や食習慣を見直し
て見ましょうね。



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