心と体が低電力モード? 啓蟄

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今日5日は




二十四節気「啓蟄」




土中の穴で冬を越した虫達が春の訪れに閉
じていた土の扉を啓き地上へと這い出す頃




本朝七十二候では




「啓蟄」初候




”蟄虫(すごもりむし)戸を啓(ひら)く”




中国の七十二候では




「啓蟄」初候




” 桃始めて華(はなさ)く ”




桃の花が咲き始める時節とされます。




さて、長い冬を終え



虫達は地上へ



草木はひと雨毎に木の芽を膨らませ花を咲か
せるこの時期から


日々の漢方相談で増えて来るのが


” 春困症 ”


その主な症状は


朝起きづらい


いくら寝ても眠くて仕方ない


集中力が散漫


倦怠感が強い


食欲が湧かない


強い倦怠感と焦燥感が交互に現れる



取り立てて病気と言うほどではないものの


この様な症状が慢性的に続くとなかなか厄
介なものです。


万物が芽吹く目覚めの春なのに・・・


何故か、心と体の歯車が上手く噛み合わない


そんな「春困症」の患者さんの問診をすすめ
ると多くは春の芽吹きに備えた冬の間にしっ
かりと養生出来なかった事が原因だったりし
ます。


人の体を敢えてスマートホン等に例えるなら
ば内臓バッテリーがしっかり満充電されず

バッテリー残量の不足から様々な機能が制限
される低電力モードになっているイメージで
す。(笑)


人の体のバッテリーとも考えられるのは「陽」



「陽」が充電不足だと「気・血・水」が体内
を上手く巡れず停滞してしまいます。


特に「気・血・水」の中で「血・水」と違い
形が無く最も軽い「気」は昇る性質を持つ為
、体は重怠く動きは鈍いのに気持ちばかりが
焦り、心と体のバランスを乱してしまう現象
が多く診られます。


毎年、この時期は心と体の歯車が上手く噛み
合わず体調がすぐれない。


そんな人には臓腑機能を高め基礎代謝を活発
にし「気・血・水」の巡りを良くする補気補
陽の漢方がおすすめです。


同時に薬食同源


デトックス効果が高いタラの芽等、木の芽もの


気の巡りを良くする春タマネギ


緑も鮮やかな豌豆やそら豆、等


旬も真っただ中、いよかんやポンカン、はっさ
く等の柑橘類


日々の食卓で旬の食材を意識して摂る事で


春の訪れにまだまだ目覚めない心と体を助けて
あげましょうね。




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