梅雨の健康維持 小満の末候

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明日31日は




二十四節気 「小満」の末候




本朝七十二候では




「小満」末候




” 麦秋(むぎのとき)至る ”




熟した麦が畑一面を黄金色に染める時候とし





中国の七十二候では




「小満」末候




” 小暑(しょうしょ)至る ” 




二十四節気の「小暑」にはまだひと月ほどある
ものの夏の暑さを感じ始める頃とされます。




さて、週末から6月



平年通りであればあと1週間、6月6日が梅雨
入りとなる近畿地方


気温や湿度の上昇と共に不快指数も高くなる高
温多湿な梅雨が始まります。


そんな梅雨ですが単に雨が多いから不快と言う
だけでなく


6月は毎年、体調を崩すとおっしゃる患者さん
が漢方相談では少なくありません。


そんな患者さんの舌診や日々の食習慣、生活習
慣を問診で詳しくお聞きするとその多くは体内
に滞った「湿熱」が原因と見られる体調不良。



口が苦い


吐き気


口の渇き


体が重怠い


胸部の不快感


多汗


体臭が気になる


下痢や便秘


尿の色が濃い、量が多い、少ない


おならが多い


湿疹や皮膚が化膿しやすい


関節の腫れ


女性では月経量やおりものが増える




症状は様々なですが先に書いた「湿熱」の多く
は高温多湿な梅雨時期特有の気候が消化器の機
能低下
を引き起こす事で体内の水分代謝が悪く
なり

体内に滞った「水」「熱」を持ったった事が
原因。


雨が多く日照時間も短くなるのが梅雨時期です
が、近年何かと聞くようになった夏の暑さに体
を慣らす「暑熱順化」の為にも天気が良い日は
屋外で雨の日は屋内等で適度な運動をしてしっ
かり汗を流す

同時に蒸し暑いからとついつい冷たい飲み物が
欲しくなりますが摂り過ぎには気をつけ極力温
かいものを飲む習慣を持つ


体内に「湿」を発生させ、「熱」と結び付く
「肥厚甘味」な食べ物を摂り過ぎない。


※「肥厚甘味」とは味の濃いもの、油分の多い
もの、甘いもの、辛いもの等


そしていつも言ってますが入浴はシャワーで済
ませず浴槽へ浸かる


そんな日々のちょっとした積み重ねが6月と梅
雨時期の健康維持にはとても大切です。




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