白露の末候と体を潤す食卓

今日１７日は　



二十四節気　「白露」の末候



本朝七十二候では



「白露」の末候を



“　玄鳥（つばめ）去る　”



冬に向けつばめが暖かい南の地へと帰って
いく頃とし




中国の七十二候では



「白露」の末候を



“　群鳥（ぐんちょう）羞（しゅう）を養う　”



鳥たちが来たる冬に備え越冬用の食物を蓄
え始める頃とされます。




さて、日中は盛夏が戻って来たかのような
厳しい残暑が続きますが・・・



七十二候で言う鳥たちが越冬の準備を始め
る頃は


人もまた秋の養生を意識し始める時期と言
えます。



東洋医学の基礎を形作る五行論



五季の「秋」は五気の「燥」



自然界だけではなく、自然界の一部である
人もまた乾燥から逃れられない時期です。



日中は昼間の汗を掻くものの



ふとした時、指先の乾燥などに気付く人
も多いはず



さらに五季の「秋」は五臓の「肺」に相当



「秋」の「燥」は外気が直接入る部分であ
る「肺」を傷めやすい時期であり

五臓の「肺」が傷むと五官の「鼻」や五体
の「皮」の不調を誘うと考えます。


朝夕と昼間の気温の寒暖差がどんどん大き
くなるこれからの時期

喘息や鼻炎、アトピー性皮膚炎等の相談が
増えるのも納得です。



それだけに


秋は特に日々の食卓においては夏に失われ
た体液の補充

肌の乾燥から体のバリアー機能が低下しな
いよう体を潤す食材を意識すべき時


体を潤す作用のある

黒胡麻や白胡麻、蜂蜜、牛乳、豚肉、牡蠣、
もち米等

これからが旬のさつまいもや里芋、山芋、
蓮根等の根菜類を意識し積極的に摂るよう
心掛けましょうね。






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