積極的休養と秋分の次候

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週末の28日は




「秋分」次候




七十二候では




日本、中国と共に




「秋分」次候




” 虫蟄(むしかく)れて戸をふさぐ ”




秋の深まりを感じた虫蟄(ちっちゅう)が冬
に向けて

越冬の為、穴の中に入り戸をふさぐ時期とさ
れています。



※ 虫蟄=土の穴の中にいる虫


二十四節気の「啓蟄」は

春の訪れを感じ穴の戸を啓いて地上へ這い
出た虫たちが再び地中へ戻る時期。



さて、夏の間に活動した虫達も穴の中へ


たしかに七十二候に合わせるかのように先
週までの残暑が嘘のように朝晩は肌寒ささ
え感じるくらい涼しくなって来ましたが

今週の漢方相談では夏の疲れが色濃く出て
来る時期に加え2週続けての3連休疲れと
いう人も目立ちました。


読者の皆さんにも今週末は家から一歩も出
ず、丸一日を寝て過ごすという方も多いか
も知れません。


しかし、近年は様々な研究を通し休日の寝
だめ等、過度に消極的な休養は疲れが取れ
ない等、リスクが多い事が分かって来てい
ます。


逆に疲労を感じている時にあえて軽く体を
動かし血流を改善させ、疲労物質を効率的
に体外へ排出させる積極的な休養法は消極
的休養に比べ倍以上の疲労回復効果が期待
出来る事も分かって来ています。


残暑疲れ、3連休疲れを引きずっているア
ナタ


そんなアナタに今週末は寝だめではなく


爽やかな秋空の下で


ジョギングやウォーキング、少し遠くまで
足を延ばした散歩等


体を動かす事をおすすめします。



そして


汗を掻いた後の水分補給は


旬の果実”葡萄”をおすすめですよ。


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■ 葡萄 ぶどう


西アジアのカスピ海地域が原産、今から2千
年近く前に書かれた漢方の古典「神農本草経」
にはすでに”葡萄”は体内の「血」を補い、体の
各組織、器官を滋養する「養血」の食材と記載
されています。


五性 「平」


五味 「甘」「酸」


帰経 「脾」「肝」「肺」「腎」



主な薬効は


喉の渇きを緩和し、イライラを解消する
「止渇除煩」


気血虚弱、肺虚の咳、貧血、胎動不安に良い
「補気養血」「安胎」


リウマチ、下肢疼痛、風湿痛に良い
「強壮筋骨」


むくみに良い 「利尿消腫」




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