消えた冬の風物詩 小雪の次候

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明日27日は



二十四節気 「小雪」次侯



本朝七十二候では



「小雪」次侯



“ 朔風(きたかぜ)葉(このは)を払う ”




北から吹いてくる風が木の葉を払いのける頃
とし




中国の七十二候では




「小雪」次侯




“ 天気上騰し地気下降す ”




天地の気が上下逆さになる頃だと言います。




さて、天地の気は逆さになり




朔風に枯葉が舞う頃となれば・・・




どこからともなく




聞こえて来る




石焼イモを売る売り子さんの声




せいかいどうが子供だった昭和の頃は自転車
に繋いだリヤカーで焼き芋が売られ




平成はそれが軽トラになり




令和の世になると



木枯らしの中、冬の声と共にやってきた冬の
風物詩、石焼イモ屋さんを街中ではまったく
見なくなりましたね。



とはいえ


オシャレなスイーツ屋さんではサツマイモの
スイーツが大人気


昔も今も


サツマイモは不動の定番おやつとして人気の
ようですね。



最後に写真は


漢方相談にお見えになる患者さんから届いた
イモ堀画像ですが


その薬膳効果は以下の通り



■ 薩摩芋、甘藷 (さつまいも)


南米ペルーが原産地とされコロンブスがスペ
インに持ち帰った事で世界に普及したという
”サツマイモ”は日本には中国を経て1698
年に薩摩に伝来。

”さつまいも”の薬膳効果は五臓六腑の働きが
衰えた「気虚」に効果があるとされる「補気」
の食材


※余談ですが1698年と言えば日本史では
江戸前期の元禄11年

忠臣蔵で有名な江戸城松の廊下での刃傷事件
が元禄14年なのでその数年前に日本へ伝来
した事になります。



五性 「平」



五味 「甘」



帰経 「肺」「脾」「腎」「肝」



主な薬効は



食欲不振、脾胃の虚弱、無気力に良い
「健脾益気」



腸の働きを助け便秘に良い「潤腸通便」



母乳の出を良くする「通乳」



黄疸に良い「退黄」



その他にも美肌、コレステロールの分解、
ガンの抑制等に効果があるとされています。




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