骨まで温める冬の食べる薬と大雪の末候

今日16日は
二十四節気 「大雪」の末候
本朝七十二候では
「大雪」の末候を
” 鮭の魚群(むらが)る ”
鮭の群れが河川を競い合うように遡上する
頃とされ
中国の七十二候では
「大雪」の末候を
” 荔挺(めいてい)出(い)ずる ”
寒気が強まり荔挺(おおにら)が芽を出す
頃とされます。
さて、12月もあと残り半分
年の瀬が近づくにつれ
寒気も強まり寒さも本格化
体全体が冷えて
冷たいの語源であるまさに「爪痛い」
手足の指先の爪や骨まで冷えて痛く
朝の通勤通学がとても辛いという女性は多いはず
そんな人は
朝、自然と体温が上昇するように
早寝を習慣付け体内時計を整えると同時に
朝ごはん!
しっかり食べていますか?
食養生では”朝は王様の膳”と教え、1日の始ま
りの朝食の大切さを説きます。
朝をしっかり食べてこそ「気」「血」が巡って
体温も上がり、体の芯が温まる事で手足の末梢
まで温かくなるからです。
出来ればトーストに野菜サラダにオレンジジュ
ースよりも
体を芯から温めてくれる食薬効果がある
日本人の食卓に欠かせない魚”鮭”!!を朝食に
お味噌汁と食べたいものです。
七十二候にもあるように
”鮭”がこの真冬の北の大地を目指し遡上して来
るのもまた意味がある事なのです。
■ 鮭
“鮭”は人体の「裏」を温め冷えを解消し「陽」
を起こし「血」を巡らし「寒」を散らす「温裏」
類の食材
※「裏」とは臓腑、血脈、骨
五性 「温」
五味 「甘」
帰経 「心」「肝」「胃」
薬効は
胃を温め胃腸機能の回復を助ける「暖胃和中」
疲れ、めまい、むくみ、下痢に良い「補益気血」
等
さてさて、”鮭”の薬効を考えれば
来週末の冬至を前に
自然界では「陽」の気が最も衰える頃だけに
「陽」を起こす”鮭”は朝ごはんの焼鮭だけでなく
、鍋やシチューの具、ムニエル等でも積極的に取
り入れたい冬の食べる薬です。
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