小寒の末候

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今日15日は



小寒末候



本朝七十二候では



「小寒」末候



“ 雉始めて雊(な)く ”




中国の七十二候でも




「小寒」末候




“ 野雉始めて雊く ”とします




※二十四節気の「立冬」の末候で陰陽思想
に基づき天(陽)を飛ぶ鳥である雉が海に
入りて地(陰)の生物である蜃(おおはま
ぐり)となったものの「立春」を前にして
再びもとの姿に戻る様で「一陽来復」を表
している事からも1年で最も寒い時期とは
言え、陽射しに「春」を感じられる時期で
もあります。



最後に



元日から半月となる今日1月15日は



小正月



元日を大正月とする事に対し



小正月は五穀豊穣や無病息災、家内安全等
を願い各家庭に元旦の日の出と共にお迎え
した年神様を正月飾り等と共に燃やしどん
と焼きのその煙と共に天上へとお見送りす
る日


また、小正月は別名「女正月」とも呼ばれ
年越しの準備やお正月も家族や親せきの食
事支度に休む事が出来なかった女性達がゆ
っくりと正月気分を味わうための名称でも
あるとか。


せいかいどうの年代は1月15日はまだま
だ正月気分が色濃く残る成人の日というイ
メージがなかなか拭えませんが・・・


1月15日が成人の日だったのは1999
年が最後


実に26年前、四半世紀も経つのですね。
(笑)



そんな、1月15日のいろんな事を思いな
がらその前夜に楽しんだ晩酌の肴が


小寒から大寒へと


春を隣とし1年で最も寒いこの時期、春に
向けて体内の「気」を補い「陽」の気運を
助ける食べる薬の”なまこ”


大好物の”海鼠”を肴に熱燗が進んだせいか
いどうです♪



■ 海鼠 なまこ


海の高麗人参”海参”という別名を持つほど
薬膳では栄養価が高い”海鼠”は臓腑機能が
低下した「気虚」に対し「陽」の気を補う
作用がある「補益助陽」の食材


五性 「温(平)」


五味 「鹹 しおからい」


帰経 「心」「腎」


薬効は


冷え、頻尿、性機能低下等に良い「補腎壮陽」
「益精療痿」


咳、不眠、貧血、不眠、多夢、血虚・陽虚
による便秘に良い「養血潤燥」「温腸通便」





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