二十四節気 最後の大寒と大寒卵

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今日20日は



二十四節気も最後



二十四番目



「大寒」



二十四節気の最初が「立春」の為、その春を
隣にした「大寒」は寒さも底となる1年で最
も寒い時期




本朝七十二候では



「大寒」初候



” 欵冬(ふきのはな)華(さ)く ”



欵冬=蕗の薹 


ふきのとうが春の気を感じて氷を破るように
して蕾を出す頃とし



中国の七十二候では



「大寒」初候



”鶏(にわとり)始めて乳(にゅう)す” 



乳す=卵を産む。




春の気をいち早く感じた鶏たちが交尾を始め
たり、卵を産み始める時節とします。




さて、「大寒」から「立春」の頃


この時期の「水」や食べ物は清らかで霊力が
宿ると考えられ

酒や醬油、味噌等の「寒仕込み」が盛んです
が・・・


中国の七十二候で卵の話が出たように春の気
をいち早く取り込んだ大寒の時期に生まれた
「卵」は栄養価が高いとされ「大寒卵」
「寒卵」と呼び珍重されるそうです。


「大寒」の今日、朝採れの卵は難しいかも知
れませんが今夜は出汁巻き卵や茶わん蒸し、
オムレツ等、卵料理を食卓で楽しむのが良い
かも知れませんね。



■ 鶏卵


”鶏卵”「陰液(血と津液)」を滋養する
「滋陰」の食材。


五性 「平」 

(黄身は「温」、白身は「微寒」)


五味 「甘」


帰経 「肺」「心」「脾」「肝」「腎」


薬効は


空咳、口渇に水い「滋陰潤燥」


目赤、声嗄れ、発声困難、のどの痛みによい
「清咽開音」


不眠、多夢、めまい、精神不安、胎動不安に
よい「養血安胎」



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